自分は中学校の頃、数学がとても苦手で嫌いだった。
でも高校に進学後、なぜか数学がとても好きになり、なんなら得意教科にもなった。
しかし学年が変わってから、また数学が退屈で苦手な教科になった気がする。
なぜなのか?
自分の頭が悪いんじゃないかというごもっともな指摘は別として、ひょっとしたら先生方の腕の良さみたいなものが影響してるのかもしれない。
中学の頃の数学のS先生はとんでもないババアだった。
気に入った生徒にはテストの点が多少悪くても5か4。自分みたいに気に入らないクソガキには(その”気に入った生徒”より提出物の類が良くても)3、悪けりゃ2が付くことも皿だった。
高校に入った最初の数学の先生は素晴らしく優しいお方だった(北朝鮮みたいな言い方だなあ)。
最初の小テスト(たすき掛けだった)がうまく行かず乗り遅れた私を先生はしっかりと確認しておられ、丁寧に個別で教えてくださったり。
できなかったとしてもため息のような、いわゆる「気が滅入る」ことは一切せず、笑いながら(いい意味で)丁寧に授業で解説してくれたり。
もちろんできたら「アンタちゃんとできんじゃん!!」と大げさに明るく(いい意味で×2回目)褒めてくれたり。
なんだあたりまえじゃないか、と思われたなら、少なくともあなたは大変素晴らしい先生方に恵まれていたのだろう。羨ましい限りだ、うちの中学の頃のババア(驚くべきことにまだ異動してないらしい)とは大違いだ。
一方、今の数学の先生は、二人いらっしゃるのだが、一方は先述の方と同じくらい丁寧でわかりやすい方だ。やや放任的だが、実際の授業はとてもわかりやすい。
しかしもう一方は、放任的だということは同じだがあまりにも放任的すぎて、まともな解説をあまりしてくれない。
その結果どうなるか。私のような落ちこぼれが出てしまうのである。
もちろん私の頭が悪いことは事実だし、その分努力しなければいけないんだろうなあということは重々承知しているしごもっともな指摘であるし反論の余地もないのだが、
先生方にもぜひ、私のようなバカでも楽しめるような授業をしてくれるとありがたいなあ、と思っている。
教職ってブラックと聞いているし、大変だろうとは思うが…
追記: 読み返してみて、なんとなく池袋事故の”元院長”の「安全な車を作るようお願いしたい」にも通じる書き方を感じる。自分が老害に一歩近づいてしまった。